記事更新日: 2018年07月15日

積分せきぶん
- What is integral?

KITASHIRAKAWA_Chiyuri
世界で一番わかりやすい積分インテグラルの解説をするぜ☆
- I will explain the integral most easily in the world.

目次 - Table of contents.

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0. 本題に入る前に☆
- Before I start talking.

KITASHIRAKAWA_Chiyuri
積分を知っている人たちから、何の話しをしているのか分からない
と 称賛を受けているぜ☆
KIFUWARABE
いつものことじゃないか☆
OKAZAKI_Yumemi
あんたの 積分の理解が 間違ってんじゃないの?
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
じゃあ、 理解を間違えた子の積分 の開幕だぜ☆
20180716math14a1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
時速 20km で走っている自転車があるとしよう☆
10時には 40km、 11時には 60km、 12時には 80km 地点にいるぜ☆
20180716math13a5.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
進んだ地点をグラフにすると こんな感じ☆
OKAZAKI_Yumemi
等速直線運動よね~
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
スピードアップも、スピードダウンもしてないよな☆
20180716math13a2b1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
そんな風に、 自転車で ピターッと時速 20km で走っていて、
加速も 減速も しなかったときが Y = 0 のグラフだぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
安定感が あるわね~
20180716math13a2b2.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
じゃあ、 12分 走ったごとに 時速1m だけ速くしよう、
と 断続的に 加速 し続けたら こんなグラフになるな☆
OKAZAKI_Yumemi
うざっ!
20180716math13a4b1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
スピードは ぐーんと 上がっているぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
がっくん がっくん がっくん……
20180716math13a2b3.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
がっくん がっくん がっくん を減らすには、
1回で上げるスピードを半分にして、上げる回数を2倍にしろだぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
もっと うざっ!
20180716math13a4b2.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
がっくん がっくん がっくん は減っただろ☆
OKAZAKI_Yumemi
がく がく がく がく がく……
20180716math13a2b4.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
これを突き詰めていくと、 微小量 を 連続した時間全てに 敷き詰めれば……☆
KIFUWARABE
泡の多いビールだな☆ 泡しかないじゃないか☆
20180716math13a4b3.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
がくん がくん してない、
連続した 線になるだろ☆
OKAZAKI_Yumemi
微小量とか、連続した時間って なんなのよ!
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
計算の都合という観点に立てば、 微小量 や 連続した時間 というのは
連続した線を作るための 言い換え に過ぎない☆
20180716math15a1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
自然数(Nature.)だと 1番小さな数は 1 と はっきりしてるが、
実数(Real.)だと 1番小さな数 は 分かんないだろ☆
実数のグラフの タテ幅の1番細かいところを 微小量、
実数のグラフの ヨコ幅の1番小さなところを 微小な時間 ぐらいに思えだぜ☆
20180716math15a2b1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
でも実数は 永遠に拡大していけるからな☆
微小 という言葉には 永遠という意味合いも含まれている☆
OKAZAKI_Yumemi
連続してるわね~
20180716math15a2b2.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
重要なのは、拡大していったら突然 がっくん がっくん がっくん しだしたりしない、ということだぜ☆
がっくん がっくん がっくん したら、拡大したら、 指を指したところが 線が無いところだったり してしまうからな☆
OKAZAKI_Yumemi
連続してないわね~
20180716math15a3.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
横軸の時間を ほそ~い目 で見て、タテ幅のずれ を並べれば
上図のようになるだろ☆
OKAZAKI_Yumemi
微分ね~
20180716math15a4.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
横軸の時間を ほそ~い目 で見て、タテ幅のずれ を 足していけば
上図のようになるだろ☆
OKAZAKI_Yumemi
積分ね~
20180716math15a5.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
そして、ずれが 0 だったら 積分しても 0 なんだぜ☆
dy という微小量は、 0 ではないんだぜ☆ 何その数字☆?
OKAZAKI_Yumemi
横幅の微小量 dx がないと存在しない数が dy なのよ
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
そんなもん計算できんの?
20180716math16a1.png
OKAZAKI_Yumemi
ものすごく でかい数で 割るだけよ
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
どれぐらい でかい数 だったらいいんだぜ☆?
20180716math16a2.png
OKAZAKI_Yumemi
永遠に増え続けさせた でかい数 がいいんだけど、
そんなん作れないから、
ざっくり 横幅を 0 にしたものとして、代数的に計算すればいいのよ。
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
そんなことしていいのかだぜ☆?
OKAZAKI_Yumemi
いいのよ!
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
話しの途中だが、序章は あとで書き足すぜ☆
次から 何の話をしているのか分からない本題 な☆
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1. まずは箱でやろうぜ☆
- Let's start with a box first.

20180715math1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
ニンゲンの目ん玉は3次元まで見れると思うんで、ぜいたくに 3次元を使って解説する。
OKAZAKI_Yumemi
それより 外に行って遊びましょうよ! いい天気なのよ!
KIFUWARABE
お父んは 頭の中が 家の外だからな☆
20180715math2a1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
幅が 1 の立方体を、x, y, z それぞれの軸に1個置けだぜ☆
原点に接したところに置くと 3つぶつかってしまうので、
1つ離して置くのが、インテグラルのコツだぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
そんな置き方していいの?
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
みんな無自覚に こう置いている☆ わたしには見える☆
KIFUWARABE
見えなくていいのに……☆
20180715math6a1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
絵は 3次元 だが、インテグラルの話し をしているときは
実際に 計算したいのは 2次元の話し だと思ってくれだぜ☆
KIFUWARABE
インテグラルは 1次元 サバを読んでいるのかだぜ☆
20180715math6a2.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
隙間を開けてしまったので、なるべく立方体になるように 埋めようぜ☆
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
xの箱は y軸に沿って上へ☆
yの箱は z軸に沿って奥へ☆
zの箱は x軸に沿って右へ 進めるのが ぶつからないぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
逆回りでもいいのに!
20180715math6a3.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
おや? これだと 6ボクセル は埋まったが、
立方体にするには、 2ボクセル が 埋まらないぜ☆?
KIFUWARABE
どうすんだぜ☆?
20180715math6a4.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
3で割り切れないからな☆ 空いたままにしておく☆
この空いたボクセルを みんな シー と呼ぶので C と呼べだぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
積分定数C を ボクセルと思ってる人は いないと思うわよ。
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
何考えて C を使ってるんだろな☆?
OKAZAKI_Yumemi
何も考えなくても 使えるのがいいのよ!
20180715math6a5.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
色違いの箱の数は どれも同じなので、まずは どれか 1種類だけ 箱の数を数えろだぜ☆
xの3乗 からは、 2個の同色のカラーボックスが取れるな☆
OKAZAKI_Yumemi
2^3 ÷ 3 端数切捨て じゃない。
絵に描かなくても 分かるのよ!
20180715math6a6.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
数とは 比 なのだった☆
1種類の色のカラーボックスの数と、
対角線を除いた 立方体のボクセルの数の比は……、必ず 3 になるはずだが、
幅が1つ小さいキューブを その 3 で割ったものが 積分インテグラルだぜ☆ ただし☆
KIFUWARABE
ただし って誰だぜ☆?
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
例外のケースがある☆ セットにして覚えろだぜ☆
20180715math7a1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
例外は早くも X=2 のケースで起こる☆
x=1 と何が違うのか説明しよう☆
20180715math7a2.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
隙間を埋めるのは おんなじ だぜ☆
xの箱は y軸に沿って上へ☆
yの箱は z軸に沿って奥へ☆
zの箱は x軸に沿って右へ 進めるのが ぶつからないぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
そんなイメージ できないのよ!
さきっちょも 少し折り返してるし!
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
エレガントな空間の埋め方だろ☆
20180715math7a3.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
すると ぴったり 対角線 のところに
隙間ができる、
と思っていた……☆ これが わたしの錯覚 だったんだぜ☆
20180715math7a4.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
3色で ぴったり 割り振れるじゃないか☆
OKAZAKI_Yumemi
絵なんか 描いてるから 見落とすのよ!
20180715math7a5.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
数とは 比 なのだった☆
1種類の色のカラーボックスの数と、
対角線を除いた 立方体のボクセルの数の比は……、必ず 3 になるはずだが、
幅が1つ小さいキューブを その 3 で割ったものが 積分インテグラルだぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
言ってることは さっきと同じじゃない。
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
対角線が 割り切れる ときだけ
分配することを忘れるなだぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
誰も 対角線なんか 数えてないわよ。
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
……☆
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
まだ続くからな☆
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2. もっと箱でやろうぜ☆
- Let's start with a box more.

KITASHIRAKAWA_Chiyuri
こっから先が 面白いんだぜ☆
20180715math9a1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
次は x = 3 な☆
ただし 原点に接するところは 1つ 開けて
実質 x = 4 の立方体を作ろうとしている図だぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
x = 2 でも x = 3 でも x^3/3 なんでしょ!
何が面白いってーのよ!
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
軍隊のパレードと同じだぜ☆
機械のように 統一した動きには …… いや、
ニンゲンの目に見えてないだけで いろんなものは エレガント な動きの上に 組み合わさっている☆
お見せしよう☆
20180715math9a2.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
4 × 4 の立方体を、3色のブロックで 充填 しようとした図だぜ☆
3色のブロックは まったく同じ形をしている☆
OKAZAKI_Yumemi
なんで 穴ぼこ が ぼこぼこ 空いているのよ!
20180715math9a3.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
対角線 は 空いているんだぜ☆
これ、積分定数C☆
10ボクセル は、カラーブロックの色数 3 で割り切れないから、どの色のものでもないぜ☆
KIFUWARABE
対角線って何なんだぜ☆?
20180715math9a4.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
これが立方体だが☆、
20180715math10a2.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
対角線は 4本 あるだろ☆
ちょっと変わってるのは、1辺が偶数のときは 中心は原点より遠くの方のブロックが選ばれるところだぜ☆
OKAZAKI_Yumemi
ちょっと変わってるどころか、何の話をしているのか
わからないのよ!
積分って こんな 自然数でできたブロックじゃないのよ!
20180715math9a5.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
対角線は避けて、
3色の カラーブロックが 充填 している☆
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
感覚的に ざっくり言うと、
立方体は 六面体だから、3面 で割れるんだぜ、
対角線上のボクセル数 だけ隙間を空ければ☆
KIFUWARABE
割らなくていいのに……☆
20180715math8a6.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
まとめると、
Xの2乗を考えているときは、 1個前のキューブのボックス数を ÷3 したのが積分☆
X が 3 のときのキューブを積分すると ぴったり 9☆
OKAZAKI_Yumemi
穴ぼこのブロックが 計算に からんでないじゃないのよ!
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
まだ続くぜ☆
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3. その先を想像しようぜ☆
- Let's imagine the future.

KITASHIRAKAWA_Chiyuri
ほんとは X = 4、 X = 5 の絵も 描きたかったんだが、
1枚描くのに 4時間ぐらい かかってるんで休みが飛んでしまう☆
OKAZAKI_Yumemi
飛ばして行きましょう。
20180715math10a3.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
ここから先、立方体の横幅が 偶数から奇数になるときは、
対角線上のボクセルは 7つ 増える☆
奇数から偶数になるときは、 1つ 増える☆
20180716math12a1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
箱が2個の次は 3 だったのに、
3の次は 10 になって だいぶ増えたな、というのは、+1 と +7 が交互にくるからだぜ☆
これも絵で説明できる☆
20180716math12a2b1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
絵を描くのがめんどくさくなって 手抜きをしたが、
まさに この取って付けたような 奥の方の7 と 手前の1 が真実だぜ☆
KIFUWARABE
手抜きを すんな☆!
20180716math11a1.png
KITASHIRAKAWA_Chiyuri
筆算すると合っている☆
OKAZAKI_Yumemi
分かりづら!